住まい・住宅関連の用語集

住宅用語集「住辞苑」

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 不燃住宅とは、主要構造部を不燃材料でつくった住宅のことをいいます。
 不燃住宅は、主要構造部について鉄筋コンクリート造などでつくられたものをいいます。不燃材料とは、建築物の材料のうちで、建築基準法で定められた不燃性を持った材料のことで、不燃材料には、通常の火災時において、加熱が始まってから20分以上は燃焼しないことが求められています。
 外部仕上げとして、不燃材料は、変形や溶融、亀裂が起きないことや、内部仕上げにおいては、有害なガスや煙を発生しないことなども条件とされています。
 準耐火構造や防火構造にする場合には、一定の部位において不燃材料を使わなくてはなりません。
 不燃材料の種類には、コンクリート、レンガ、瓦、陶磁器質タイル、石綿スレート、繊維強化セメント板、鉄鋼、アルミニウム、金属板、ガラス、モルタル、漆喰、石、ロックウール、グラスウール板、厚さ3ミリメートル以上のガラス繊維混入セメント板、厚さ5ミリメートルの繊維混入珪酸カルシウム版、厚さ12ミリメートルの石膏ボードがあります。
 主要構造部に使う鉄筋コンクリート造は、圧縮力に強いコンクリートと、引張力に強い鉄筋のそれぞれの利点を生かした構造です。この構造による建物は、耐久性や耐震性、耐火錆などに優れています。しかし、他の構造に比べて、重量が重くなるために、高層建物よりも中高層の建物に多く見られる構造となっています。また、コンクリートの可塑性を生かせる工法であることから、建築においては、設計自由度があり、様々な建築で活用されています。最近では、100年耐久の高強度コンクリートなどの開発によって、高層建築にも用いられるようになっています。


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