タンクレストイレとは、水洗用の水タンクを便器と一体化したデザインのトイレのことをいいます。
このタイプは、小型で、トイレのスペースが狭いときに用いられます。ただし、タンクレストイレでは、手洗いがないので別途洗面が必要で、また停電すると水が流れなくなるというデメリットもあります。また値段についても高めです。
なお、タンクのあるトイレには、便器に直接付ける「密結タイプ」と、壁のコーナー部に付ける「隅付けタイプ」があります。タンクは、水洗トイレに設置するもので、洗浄のために一定量の水を貯めて置くものをいいます。洗浄水を貯めておくもので、分離したかたちで便座の近くに配置されていることが多くあります。
タンクによっては、タンクの中の中央に穴の空いたすり鉢状の蓋、吐水口がある「手洗い付きタンク」と、「手洗いなしタンク」があります。ハイタンクは、タンクの底部が、便座よりも高い位置にタンクのあるタイプのものをいい、またハイタンクに対して、便座とほぼ同じ高さに設置されたタイプのものを、ロータンクと呼んでいます。