住まい・住宅関連の用語集

住宅用語集「住辞苑」

トップページ > クラッキング

 クラッキングとは、構造内部からひび割れが生じることをいいます。
 クラッキングは、設計、施工上の欠陥によって生じる建物の外壁や内壁、基礎などにできる亀裂やひび割れのことをいいます。クラッキングは構造クラックと呼ばれるもので、欠陥などが原因とされています。そこで、乾燥収縮や膨張表面が原因で生じた小さなクラック、ひび割れについては、ヘアークラックなどと呼んで区別しています。しかし、クラッキングを放置すると、クラックに雨水などが入り込んで、腐食や躯体の損傷につながることがあります。特に構造内部から生じたひび割れは、建物の強度を低下させる危険性があります。
 欠陥住宅とは、設計や施工ミス、手抜き工事などによって、住宅が当然に備えているべき性能が欠如していることをいい、住宅やマンションの購入において、あってはならない危険性をもつことになります。問題が潜んだ欠陥住宅といわれる建物には、構造上の危険性についても高く持っています。建物の性能や安全性を保障する基準は、最低限、現行の建築基準法を守っていることが条件となります。そこで、欠陥住宅と認められる建物は、建築基準法の法令に違反している建物ということになります。また、購入した住宅やマンションは、シックハウス症候群など、法律に抵触していなくても、実質的に居住者に不快感や健康被害を与えるのであれば、欠陥住宅といわれています。マンションなどにおいて、精神的な瑕疵が認められた例があります。
 なお、住宅瑕疵担保責任法により、新築住宅では、10年間の瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)があります。住宅などを購入し、もし不具合や瑕疵が見つかった場合、構造上の重要な部分や雨水の浸入を防ぐ部分(屋根、外壁など)の欠陥に対しては、定められた期間内に無償で補修してくれます。ただし、柱や基礎や梁などの建物の躯体部分以外の瑕疵は2年間でとなっています。そこで、保証期間内において早く問題を発見し、解決することが必要です。
 また、補修の対象や無償の期間について業界団体が基準を設けたアフターサービスがあります。これは、瑕疵の有無にかかわらず、一定の不具合を補修するものです。


学生向け賃貸情報ならこのサイト! 学生の部屋探しは専門サイトで見つけよう! 学生の部屋探しは専門サイトで見つけよう! 学生マンション 学生会館 下宿 学生寮