住まい・住宅関連の用語集

　オートノマスハウスとは、各種のエネルギーを自給自足する住居のことをいいます。
　オートノマスハウスは、本来、自律的な住居の意味で、主に自給自足する住宅とは太陽熱などのエネルギーを活用した住宅のことを指していいます。たとえば、太陽の熱エネルギーを利用して、冷暖房や給湯などを行うシステムには、ソーラーシステムがあります。
　ソーラーシステムは、主に太陽熱を吸収する集熱器と、その熱で水をお湯に変えて貯めておく蓄熱槽（貯湯タンク）が分離されたものを指しています。このような設備を使う方式は、特別な装置で太陽エネルギーを取り入れるアクティブソーラーシステムといわれ、床暖房にも利用される動力となります。ソーラーシステムは、反射鏡や太陽電池を屋根などに設置し、太陽熱を温水に変えて蓄熱槽にお湯を貯めます。
　さらに、最近では、ソーラーシステムと、太陽光の光エネルギーを電気エネルギーに変えて太陽光発電システムなどを組み合わせたソーラーハウスが建てられています。また、アクティブソーラーに対して、特別な装置を使わずに、室内換気や蓄熱を行う方式があります。これは、パッシブソーラーシステムと呼ばれ、建物の屋根の上に集熱器と一体化した貯湯タンクを設置し、水を温めて集める自然循環システムです。