転用住宅とは、住居用として使えるように転用した住宅のことをいいます。
転用住宅は、当初住居以外の目的で建てられたもので、後に住居用として転用される住宅のことをいいます。改装や転換するという意味で、建物用途を変更することをコンバージョンといいます。
建設や不動産では、建物の用途変換、転用のことをいい、ヨーロッパでは、コンバージョンが古くから行われてきました。ヨーロッパでは、建物寿命が長い石造りの建物が多く、歴史的価値のある城郭などを博物館やホテルなどに転用したり、倉庫やオフィスでは、住宅に転用することがあります。
日本で行なわれるコンバージョンは、供給過多でテナントの入らなくなった既存のオフィスやテナントを、マンションやホテルに変換することで見られ、また少子化によって廃校した小中学校を、地域のコミュニティ施設などの転用する場合において見られます。
なお、コンバージョンによる用途転用では、建築基準法や消防法などの法規制や改装コスト、税制などの課題が残っているとされています。