従業者名簿とは、宅地建物取引業に従事する従業者の名前を記載した名簿のことをいいます。
従業者名簿は、事業所ごとに備えておかなければならないもので、名簿に名前がある従業者は、必ず従業者照明者を携帯する義務があります。名簿は従業者証明書とともに提示できなければならないとされています。そして、これは最終の記載をした日から10年間保存することが義務づけられています。
宅地建物取引業法とは、宅地や建物などの不動産の取引に関する法律のことをいいます。1952年に制定された法律で、「宅建業法」と呼ばれています。宅地建物取引業法には、不動産会社の免許、宅地建物取引主任者の資格、営業保証金や業務などについて定めています。
また、宅建業者には、誇大広告の禁止、広告開始時期の規制、売主、媒介、代理などの取引態様の明示、重要事項説明の義務などを課しています。
後に免許の有効期限延長などの改正があり、1988年に専属専任媒介契約とレインズが創設されています。