ハイムとは、英語のホームと同じ意味のもので、家や家庭のことをいいます。
ハイムは、マンションなどでも使われている言葉ですが、何となく温かみのある表現のものです。また、ハイムと呼ばれる住宅は、建売住宅をイメージすることもできます。
建売住宅とは、土地に建物を建てて、土地と建物を一緒に販売するもので、販売会社によって土地の選定から設計計画、工事完成まで行なわれるものです。そこで、建売住宅は、規格化された建材や仕様、標準化された設備などが採用されているため、注文住宅のように、プランや工法の選定などにおいて自由度や個性は限定されます。
ただし、建売住宅は、コスト低減と工期の短縮を可能するメリットがあります。また住宅を買うという観点にたってみると、様々な住宅の中から好みのものを選ぶという自由と購入の手軽さがあります。建売住宅、注文住宅のいずれかを選ぶのかについては、購入者の価値観や居住観に委ねられています。
また、建売住宅と区別しにくい売建住宅というものがあります。売建住宅は、土地の売買の後に建物を建てることで、デベロッパーが宅地を分譲し、契約の際に購入者と建築請負契約を結んで建てる住宅のことをいいます。つまり、建築条件付土地の上に建てられる住宅で、建物は個別の建築請負となります。
なお、建築条件付土地では、宅地分譲の売買において、特定の建設会社と定めた期間内に請負契約を結び、建物を建設することを条件としています。ただし施工会社が特定されているため、工法などは、その施工会社によって限定される場合があります。
建売住宅と売建住宅の違いについて誤解しないように注意しなくてなりません。