住まい・住宅関連の用語集

住宅用語集「住辞苑」

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 真北とは、北を示すことをいいます。
 具体的に真北は、地球の自転軸の北端(北緯90度地点)を指す方位のことをいい、磁北ではなく、北極点のことをいいます。そこで、真北とは、磁北とははずれているもので、日本では、真北に対して磁北が約 7 度西側にずれていることになります。
 建物を計画する際には、北側斜線や日影規制がかかることがあります。この場合、真北を測るために、太陽が南中する時刻を調べて、その時刻に影を観測して真北を確定します。
 なお、北側斜線とは、2002年の政令改正によって北側高さ制限と呼ばれるようになりました。北側高さ制限とは、住宅系用途地域において、南側にある建物の高さを制限して、北側の敷地の日照や通風を確保することを目的とした規定のことです。
 北側高さ制限は、第1種低層住居専用地域、第2種低層住居専用地域、第1種中高層住居専用地域、第2種中高層住居専用地域に適用されます。北側高さ制限とは、自分の敷地と隣地との境界線(この場合は隣地境界線といいます)の上で、第1種低層住居専用地域、第2種低層住居専用地域は、地盤から5メートルのポイントを基準とし、そこから真北に向かって、勾配1.25対1の斜線のことをいいます。また第1種中高層住居専用地域、第2種中高層住居専用地域では、ポイントが地盤から10メートルになり、同じく斜線制限が設定されます。これらの北側斜線をはみ出して、建物を建てることはできません。
 また、日影規制とは、隣の建物の日照を確保するために、近隣の土地に一定時間以上の日影をつくりださないように計算して、中高層建築物の高さを制限することをいいます。対象となる建物は、中高層のマンションなどです。一定時間以上の日影を敷地境界線から定められた距離を越える範囲に生じさせないように、建物の形態を規制します。
 日影規制は、第1種低層住居専用地域、第2種低層住居専用地域で、軒高7メートル超または地上3階建以上の建物、第1種中高層住居専用地域、第2種中高層住居専用地域、第1種住居地域、第2種住居地域、準住居地域と準工業地域、近隣商業地域においては、高さが10メートルを超える建物が対象となります。


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