住まい・住宅関連の用語集

住宅用語集「住辞苑」

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 防煙垂れ壁とは、火災の時に発生する煙を遮断する下がり壁のことをいいます。
 防煙垂れ壁は、一酸化炭素や有毒ガスなどを含む煙であるため、廊下や上層階へ流動するのを一時的に遮断し、避難に必要な時間を確保することを目的としています。防煙垂れ壁は、天井から50センチとされ、にガラス製のものが多くあります。また、煙感知器の連動で作動するものがあり、平常時は収納しているものもあります。
 火災が発生したときの延焼を防ぐため、建築基準法および関係法令によって定められた建物の部位ごとに燃えにくい建材の使用が規定されていることを、内装制限といいます。住宅の場合では「火気使用室」といわれる台所などが対象になっています。決められた室では、天井や壁材において、不燃材料および準不燃材料を使用しなければならないということが決められています。そのため、内装制限は、耐火建築物の場合や最上階にある火気使用室を対象とはしていません。
 たとえば、2階建住宅で1階に火気使用室がある場合には、2階は内装の制限の適用を受けません。そして、台所とダイニング等の境に50センチ以上のたれ壁(ギロチン壁ともいいます)を設けた場合には、台所のみが火気使用室として適用され、台所以外の他の部分について内装制限は適用されません。


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