住まい・住宅関連の用語集

　亀裂誘発目地とは、外壁のコンクリートにおいて、亀裂の発生を防ぐために、意図的に目地をつくることをいいます。
　亀裂誘発目地は、亀裂を誘発させるために一定間隔に壁厚の薄い箇所を設けるもので、シーリング材を充填します。
　なお、亀裂とは、建物に亀の甲の模様のようにひびが入ることをいいます。亀裂は、割れ目のことで、クラックとも呼ばれているものです。亀裂は、建物の外壁や内壁、基礎などにできる亀裂やひび割れのことをいいます。亀裂は、乾燥収縮や膨張などによって生じます。表面に生じた小さなひび割れのことを「ヘアークラック」や「チェッキング」と呼ぶことがあります。
　また、設計、施工上の欠陥によって構造内部から生じたひび割れを「構造クラック」や「クラッキング」と呼んでいます。季節の変化により小さな亀裂が生じることもあり、放置すると亀裂に雨水などが入り込み、腐食や躯体の損傷につながることもあります。材料に応力が働いて変形する場合に発生することがあります。
　なお、亀裂では、雨水や空気中の炭酸ガスが侵入するため、鉄筋を発錆させるため、大きな問題となることが多いとされています。