住まい・住宅関連の用語集

住宅用語集「住辞苑」

トップページ > 準不燃材料

 準不燃材料とは、火災が起きたとき、加熱が始まってから10分間、燃焼したり変形しないものをいいます。
 準不燃材料は、建築基準法で定められた不燃材料に準じた性能を持つ材料のことで、有害なガスや煙が発生しないものとされています。準不燃材料には、木毛セメント板や石膏ボードなどがあり、具体的には、厚さ9ミリ以上の石膏ボード、 厚さ15ミリ以上の木毛セメント板、かさ比重が0.9以上の厚さ9ミリ以上の硬質木片セメント板、 かさ比重が0.5以上の厚さ30ミリ以上の木片セメント板、 厚さ6ミリ以上のバルプセメント板などがあります。
 なお、キッチンや浴室などの火を使う場所の内装仕上げ材においては、準不燃材料や不燃材料にしなければならないという内装制限があります。
 内装制限とは、火災発生時の延焼を防ぐため、一定の範囲に燃えにくい内装材の使用について定めた規定のことをいいます。内装制限では、建築物の用途や構造、規模に応じた一定範囲に燃えにくい内装材を使用しなくてならないとしています。
 一戸建ての場合では、キッチンなどの「火気使用室」などが対象となり、天井、壁材では不燃材料または準不燃材料を使用しなければならないと規定されています。また、キッチンと接するダイニングやリビングなどの間に50センチ以上のたれ壁を設けた場合には、キッチン以外の部屋では、火気使用室とならないため、内装制限による建材を使用する必要はありません。この垂れ壁のことを、ギロチン壁といいます。垂れ壁については気になるものもあり、マンション購入の際では、実物を見て初めてその存在に気づくことがありますので、確認が必要な部分とされています。
 なお、耐火建築物や最上階にある部屋は「火気使用室」の対象とはなりません。


学生向け賃貸情報ならこのサイト! 学生の部屋探しは専門サイトで見つけよう! 学生の部屋探しは専門サイトで見つけよう! 学生マンション 学生会館 下宿 学生寮