無垢材とは、一つの材料でできている木材のことをいいます。
無垢材は、集成材などのように加工されたものではないため、木の肌触りや香りが楽しめる材木とされています。
無垢材は、内装材としてよく使用されるもので、正物(承物)とも呼ばれています。たとえば、構成層が1つの単層フローリングがあります。
単層フローリングは、無垢材でつくられたものをいい、無垢フローリングとも呼ばれています。また、フローリングとは、木質系床仕上げ材のことをいいます。日本農林規格では、フローリングについて、引き板でつくられた天然木による無垢材の単層フローリング、薄くスライスした木を張り合わせた合板や集成材でつくられた複合フローリング、さらにフローリングブロック、フローリングボード、モザイクパーケットなどに分類されています。
このほか、傷がつきにくいもの、汚れにくいものなど、価格や性能まで違うフローリングは数百種あるといわれています。たとえば、よく使用される複合フローリングは、メンテナンスが比較的に容易であるとされ、遮音性を重視したフローリングはマンションで使われることが多いようです。
なお、無垢フローリングは、天然フローリングであるため、乾燥や収縮などによって暴れが発生するとされています。